ダイエットが必要な肥満人口の国際比較

 国別のダイエットが必要な肥満人口の割合は、WHOのMONICA(MONItoring of trends and determinants in CArdiovasculsr diseases)studyにより、1983〜1986年の期間での調査が報告されています。この調査は主にヨーロッパ諸国を主体としたものですが、男性ではBMI(body mass index)=[体重(kg)]/[身長(m)の2乗]が、30以上の割合は10〜20%、女性では10〜40%と、女性で比率が高い傾向がありまた。BMI25以上でみると、男女とも50〜75%と、多くの集団がダイエットを要する overweight の範疇に入り、すでに1980年代でもかなり肥満の存在が深刻化していることが明らかとなっています。また、年次推移報告をみると、米国ではBMI30以上のダイエットを要する成人肥満者の比率は、1960年代で男性10%、女性15%であったものが、1978年にそれぞれ12%、14.8%、1991年には19.7%、24.7%となっています。英国でも1980年には男性6%、女性8%であったが、1995年には15%、16.5%と、いずれも近年急激にダイエットを要する肥満人口が増加していることを示唆しています。

 一方、前述した「日本人のBMIに関する研究」班の報告では、わが国におけるBMI30以上のダイエットを要する肥満者は男性1.68%、女性1.98%と、欧米人に比較する日本人では著しく低頻度であることが明らかとなっています。ちなみに、BMI25以上に肥満者は男性27.5%、女性18.9%を占めており、欧米人の半分から1/3程度にとどまっています。このように、わが国の肥満人口は欧米諸国に比べて著しく低いのですが、たとえば成人糖尿病人口をみると、米国白人が7〜15%であるのに対し、日本人は4〜12%と大きな差はなく、日本人は軽度の肥満でも疾病が合併しやすい民族的素因をもつことがあきらかになっています。

 なお、米国におけるダイエットを要する肥満患者の著しい増加の原因として、米国農務省が推奨する食生活ガイドラインに問題があったことも指摘されています。同様のことが大量の炭水化物摂取を基本とするわが国の食体系でもないかどうか、検討する必要があるかもしれません。
キーワードアドバイス
ツールプラス

Powered by SEO対策
サイトマップラス
Powered by SEO対策
総合リンク集 Link Station SEO対策 KEN SEO勉強会 ジャンル別リンク集 CRANE SEO対策 KenNavi 経営 お役立ちサイト集