ダイエットで食事療法を持続するエ夫

 ダイエット減量痩せることが必要な肥満症患者の食事療法を実施するのは患者であり、医療者は間接的支援に回らざるをえません。苦手な食を制限することに自主的に立ち向かう肥満症患者の心理を理解しサポートするには、行動療法の心得をもつことが大切となります。

 ダイエットで減量を続けるためには、絶えず動機づけを行うことが必要です。食事療法は決して楽なことではありません。それまで好きなように食べていた人が、それをやめることは、強い意志と努力を必要としますが、まず動機づけから開始します。食を減らすことによってどのくらいのメリットがあるかを、説明する必要があります。それには代謝的改善、自覚症、痛みの緩和、減量による医療費削減など、あらゆる方向・角度から説明することが大切です。

 減量で痩せることのメリットについては,実際に以下の結果が得られることを、1つの例として示します。@肥満糖尿病では、入院して2〜4kg体重を減らすと、スルホニル尿素系薬剤(SU剤)はもとより、インスリンすら不必要となる例がみられます。A高血圧のある場合、体重が1kg減ると収縮期約20〜30mmHg下がります。B中性脂肪は、体重が1kg減ると50〜100mg/dl低下します。C膝関節症は、体重を4kg以上減らすと軽減しだします。D睡眠時無呼吸症候群では、やはり4kg以上減らすと、昼間眠く能率の上がらなかった人が能率よく働けるようになる。こういったダイエットのメリットについて理解してもらうことが必要です。そして、実際に減量ができた時には、惜しまず賛辞を贈ることが大切です。

 ダイエット中は、朝夕の体重変化をグラフにつけて変動記録を書いてもらう必要があります。日々の低エネルギー食療法の効果を視覚で理解することが重要です。過食の影響も目で理解できます。また検査項目についても、自覚症状に表れない変動をグラフで示すことは、努力の結果を納得できるものとするために有用です。

 肥満の方は、比較的適応性が悪く、人の言ったことを聞き入れることは苦手です。好き嫌いも比較的強く、ストレスに弱いのです。すなわち、肥満者の性格として、減量治療にのりにくい特性があります。ロールシャッハテストで分析したところ、ハイラムダ型(物事を簡単にしかみず、第三者的で、主体的にかかわろうとせず、成り行き任せ)が多い特徴がみられます。それを踏まえたうえで、肥満者を長い目でみて、大きく包み、小さな目標を立て、できるだけ達成感を味わう機会を多くし、自信をもってもらうように精神的サポートを続ける必要があります。
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